作品紹介・あらすじ
辺境の砦でいつ来襲するともわからない敵を待ちつつ、緊張と不安の中で青春を浪費する将校ジョヴァンニ・ドローゴー。神秘的、幻想的な作風でカフカの再来と称される、現代イタリア文学の鬼才ブッツァーティ(一九〇六ー七二)の代表作。二十世紀幻想文学の古典。
感想・レビュー (1件)
本当に虚無みたいな本だった。中身がないというわけではないのだが、主人公がズルズルと今いる状況に適応していく様は面白くなく、逆に見たくないものだった。 だけどこれは本当に自分にも当てはまらないのか?お前も刺激のないルーチンワークに当てはまっているだけではないのか?という意味ではものすごい教訓が入っている。 本の厚みがそのまま、胸にのしかかるようだった。
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