作品紹介・あらすじ
富士山大噴火の一年後に将軍綱吉がこの世を去り、六代将軍には家宣がついた。将軍親政を意図する六代将軍家宣を新井白石と間部詮房が支え、〈生類憐みの令〉が廃止された社会は商品流通の発達で活気を帯び始める。
紀州藩主時代から賢侯ぶりが世評に高かった八代将軍吉宗は、米価の調整や新田の開発に力を入れ、〈米将軍〉と呼ばれた。幕府の懐を潤した米政策に加え、質素倹約などを進めた〈享保の改革〉により、吉宗は幕藩制...
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