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2026年2月10日

三橋貴明の書いた『明治維新の大嘘』を読んだ。明治維新によって日本は、旧態然とした江戸幕府を倒して西洋化への道を突っ走った。これからは外国との貿易を盛んにし、外国の技術を真似し発展せねばならんと牽引した。 しかし、果してそうだろうかという疑問を投げかけたのが本書である。つまり明治維新が成功したのは坂本竜馬や西郷隆盛が天才だったわけではない。江戸幕府260年間の幕府と地方の蓄財があったから明治維新が出来たのである。1700年当時日本のGDPはイギリスとドイツを抑えて世界第2位だったというのは驚きだ。その当時の江戸の人口も世界第2位だった。1853年にペリーが浦賀に来航したが、ペリーは日本に開国を迫ってきたわけではない。時の大統領フィルモアの『親書』を携えて『船の燃料である石炭と荒天で航海が難しくなったり遭難の時は面倒見て欲しい』というものだった。勿論、対価の料金と物品を支払う旨の文言があった。 この本は非常に興味深いし新発見が多い。特に、日本が西洋の国や中国に侵略されずに今日まで生き延びたのは、当時から大国としての印象が強く広まっていたということ。事実、GPTも人口も経済も世界の有数の国と肩を並べていたということ。アメリカよりも上だったわけだ。 日本と世界の歴史の一端を垣間見た気がする。『真実はこうなんだ ! 』と、そのメッセージを然と ! 受け取った。

明治維新の大嘘

三橋貴明

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