乱読のセレンディピティ

乱読のセレンディピティ

外山滋比古
扶桑社 (2014年4月1日発売)
ISBN:9784594069964
本棚登録:17

作品紹介・あらすじ

一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは偏見である。ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く読むものが、案外、得るところが大きいということもあろう。乱読の効用である。本の数が少なく、貴重で手に入りにくかった時代に、精読が称揚されるのは自然で妥当である。しかし、いまは違う。本はあふれるように多いのに、読む時間が少ない。そういう状況においてこそ、乱読の価値を見出さなくては...

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