おとなが育つ条件

おとなが育つ条件

柏木 惠子
岩波書店 (2013年7月19日発売)
ISBN:9784004314363
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

はじめに──発達するのは子どもだけではない 第1章 発達とは何か 第2章 おとなの知力とは──子どもの「知能」とおとなの「賢さ」── 第3章 感情と人間関係──おとなを支えるネットワークの発達── 第4章 家族の中でのおとなの発達 1──結婚と夫婦関係── 第5章 家族の中でのおとなの発達 2──「親になる」こと/「親をする」こと── 第6章 私はどう生きるのか──アイデンティティ、生...

感想・レビュー (1件)

5点中3点 大人の成長について考えさせられる本でした。人生100年時代の中で自分が何をすることが幸せであるかを考えさせられる本でした。結婚に対してどういう役割かを意識するだけでなく、自分にとって重要視するものが高齢者になって大事になってくる。また、その一方で女性は社会進出に伴い、経済力だけでなく、身の回りの評価が重要しされる。そして、上の世代の幸福とは違う価値観といったもの中での変化に注意しよう。また、家族の在り方についても考えさせられた。一方で自分がどのように生活するかと親世代の幸福も現在は異なるので時代とともに個人それぞれ向き合っていかないと行けない。ただ一つ言えるのは幸福感は長生きすれば上がっていくということ。