虚の伽藍

虚の伽藍

月村了衛
新潮社 (2024年10月17日発売)
ISBN:9784103395331
本棚登録:24

作品紹介・あらすじ

より多くの金をつかんだ者が京都を制するーー最後に嗤うのは仏か鬼か。日本仏教の最大宗派・燈念寺派で弱者の救済を志す若き僧侶・志方凌玄。バブル期の京都を支配していたのは、暴力団、フィクサー、財界重鎮に市役所職員……古都の金脈に群がる魑魅魍魎だった。腐敗した燈念寺派を正道に戻すため、あえて悪に身を投じる凌玄だが、金にまみれた求道の果てに待っていたのはーー。圧巻の社会派巨編。

感想・レビュー (1件)

京都の有名なお寺、 伝統仏教最大宗派のひとつ 錦応山燈念寺派が舞台。そこの末寺の息子である志方凌玄が総貫首になるまでの話