風が見ていた(下巻)

風が見ていた(下巻)

岸恵子
新潮社 (2006年9月1日発売)
ISBN:9784101339047
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作品紹介・あらすじ

「Quelle beaut´e(何たる美だ)」。ロイックは妻の神秘と官能について思う。衣子は、夫の人生に影を落とす民族の歴史を知りたいと思う。差別や戦争の不条理を描こうと、彼女はドキュメンタリー映画の制作の道を選ぶ。パリ五月革命、プラハの春ー市民と国家体制が火花を散らす1968年の暮、衣子を待っていたのは生涯癒されない喪失だった。そして、15年が過ぎ…。著者渾身の自伝的小説。

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