襲来 下

襲来 下

帚木蓬生
講談社 (2020年7月15日発売)
ISBN:9784065203750
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作品紹介・あらすじ

日蓮が唱えた「立正安国論」の中にある「他国侵逼」とは、大国が日本に攻め寄せるということを意味した。即ち、大陸の蒙古による九州への侵攻である。その予言を確かめ、蒙古の様子を探るために、日蓮の身の回りの世話をしていた見助が、朝鮮半島に最も近い島、対馬まではるばる遣わされたのだ。長旅を終えて対馬に到着した見助は、島民に温かく迎えられる。古くから島に住み着いている阿比留一族との交流を深め、蒙古の情報を見助...

感想・レビュー (1件)

蒙古襲来により、対馬と壱岐の人々の苦難。日蓮の手足耳目として旅に出て20年。やっと身延山にたどり着くも日蓮には会えないままあの世に旅立つ。涙が溢れてしまう。