作品紹介・あらすじ
ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。その男ーー怪談売りは、どこからともなく現れては『怪談あります』というのぼりを立て、路上販売の格好をしているという。古本の形をした商品は、怪談そのもの。買えばそこに書かれた怪異に見舞われ、売れば見舞われなくなるので、様々な事情を抱えた者たちが夜な夜な彼のもとを訪れる。彼はいったい何者なのか、その目的とはーー。人間の闇と欲望に切り込む、一話完結の人間ドラマ!
序...
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