怖いトモダチ

怖いトモダチ

岡部えつ
KADOKAWA (2024年2月16日発売)
ISBN:9784048976961
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作品紹介・あらすじ

「綺麗な人でしょう。心はもっと美しいんだよ。ほんと、憧れの人!」「カリスマってああいう人のことを言うんだろうな。」 「あの人はカリスマ性がある反面、ものすごく傷つきやすい人。」「うちの家族はまだ、あの人に心を操られたままなんです。」 「そういえば、ルミンさんて、プライベートなことは話さない……。」 16人のさまざまな証言をもとに、女の正体にせまる1作。 女は一体何者で、なぜ嗅ぎ回られているのか…...

感想・レビュー (1件)

自己愛性パーソナリティ障害 実際に身近にいたから、その怖さが分かる この人たちは当たり前のように他人を傷つけて、それかきっかけで離れていくと、まるで自分が被害者かの様に振る舞う。嘘を真実の様に語る。 読んでいて終始ゾッとさせられたし、胸がムカムカとした。この病気は治らない。なぜなら本人が病気だと自覚できないから。 病気というのもおこがましい。 ただの性悪の嘘つきだ。 この世の中の自己愛性パーソナリティ障害の人間にこの本を読んでほしい。読んだところで自分に当てはめては考えられないと思うが。

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