作品紹介・あらすじ
古今東西の書物が集う墓場。
明治の終わり、消えゆくものたちの声が織りなす不滅の物語。
花も盛りの明治40年ーー高遠彬の紹介で、ひとりの男が書舗「弔堂」を訪れていた。
甲野昇。この名前に憶えがあるものはあるまい。故郷で居場所をなくし、なくしたまま逃げるように東京に出て、印刷造本改良会という会社で漫然と字を書いている。そんな青年である。
出版をめぐる事情は、この数十年で劇的に変わった。鉄道の発展によ...
感想・レビュー (1件)
ついに最終回。寂しい〜🥲諸行無常。隔世の感〜。世の中、立ち止まっていられない📔
