作品紹介・あらすじ
藤沢周平の代表的時代連作集「立花登」シリーズ全4巻の1巻目。
医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と、口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。居候としてこき使われながらも、叔父の代診や小伝馬町の牢医者の仕事を黙々とこなしている。
ある時、島流しの船を待つ囚人に思わぬ頼まれごとをしてーー。
起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、若き青年医師が、獄舎にもちこまれるさまざまな...
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