作品紹介・あらすじ
「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」。
突然かかってきた、妹からの電話。
両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。
認知症の母と、かつて横暴だった父……。
別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。
【著者略歴】
桜木紫乃(さくらぎ・しの)
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で「オール讀物」新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で島...
感想・レビュー (2件)
老いるにつれて其々家族との繋がりと関わり方を考えさせられる
姉弟、夫婦、親子、各々の家族の歴史。もの悲しさ、寂しさを感じる小説