作品紹介・あらすじ
「ずっと、好きでした」
泣いて、隠して、あきらめて。それでも女の子になりたかったーー。
『罪の声』の著者がたどりついた「本当に人を愛する」ということ。感動の傑作長編。
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「えっ、真壁君、ほんまにするの?」
「目つむれ」
「へっ? あかん、あかん」
後ずさった翔太郎の肩を真壁君が両手でがっしりとつかんだ。
「深呼吸しろ」
言われるがままに大きく息を吸って、長く吐いた。その間...
感想・レビュー (1件)
良かった! 真壁くんと蘭ちゃん 色んな人生があるよね! みんな頑張ってるんだね!