作品紹介・あらすじ
この本はノルウェーを旅行中にガイドさんから聞いた話が元になっています。本来は、山から押しかけるトロルの群れと農民と白熊を、旅人が王様に献上に行く話でしたが、舞台を日本にして作りかえてみました。河童が空を飛ぶなんて変だとお思いかもしれませんが、これは私の発明ではありません。民俗学者柳田国男先生の『妖怪談義』には、南九州では「川童は秋の末から冬のかゝりの、雨などの降る暗い晩にヒョンヒョンと細い鼻声見た...
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