作品紹介・あらすじ
【序章「経・子と史の間」より】(抜粋)
中国では、歴史書と歴史物語との間に、線が引きにくい。(中略)唐代に国家のもとに「史」という文化的価値が収斂されたことに伴い、国家の正統性を「正史」によって表現することが定まった。北宋の欧陽脩は、「古典中国」における正統理論の中核にあった五徳終始説を否定することで、正統論の担い手を経学から史学へと移行させた。こうして、中国の歴史書は、かくあるべしと国家が考え...
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