作品紹介・あらすじ
本はぞんざいに扱っていいのか。たんなる情報のツールなのか。紙の本は電子書籍全盛時代にはもう遅れたメディアなのか。何千年来伝わって来た人類の記録や叡智は「本」という形で運ばれた。「論語」や「聖書」「ソクラテスの弁明」も「仏典」も、実は師が弟子に伝える言葉であった。教えを乞う弟子が師への敬意をもって読まなければ、何も伝わらないのだ。本を著者の人格ととらえ、そこから読書の効用を説く、齋藤先生独自の読書論...
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