作品紹介・あらすじ
《『兄の終い』で不仲の兄との別れを書いたエッセイストによる、新たな家族の実話》
「どちらさま? 誰かに似ているようですけれど」
私には居場所がない。知らない女に家に入り込まれ、今までずっと大切に使い、きれいに磨き上げてきたキッチンを牛耳られている。少し前まで、家事は完璧にこなしてきた。なんだってできました。ずっとずっと、お父さんのために、息子のために、なにからなにまで完璧に、私は家のなかを守っ...
感想・レビュー (4件)
認知症の主人公から見た世界
2022.10
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