プラナカン 東南アジアを動かす謎の民

プラナカン 東南アジアを動かす謎の民

太田 泰彦
日本経済新聞出版社 (2018年6月26日発売)
ISBN:9784532176358
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

プラナカンと呼ばれる異色の民が、東南アジアの国々にいる。彼らは、華僑とも異なる存在で、アジア経済界で隠然とした勢力を持ち、その気高い美意識を誇る氏族の素顔は、いまなお謎に包まれている。彼らは経済をどのように牛耳り、歴代の先人が残したその伝統を、誰が未来に渡すのか。栄華の痕跡を残すマラッカ、ペナン、シンガポールの街のほか、東南アジアの各地をめぐり、秘められたプラナカンの物語の扉を開く。

感想・レビュー (1件)

自分がプラナカンであるということを認めたくなかったシンガポール建国の父リー・クアンユー。それから半世紀近くの時を隔てて自分もプラナカンであると発言した息子リー・シェンロン。「プラナカン」という言葉の陰にある様々な歴史の物語が興味深い。

ネタバレを読む