山流し、さればこそ

山流し、さればこそ

諸田玲子
角川書店 (2004年12月1日発売)
ISBN:9784048735780
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

寛永年間のこと、小普請世話役として出世の道を歩み始めていたはずの矢木沢数馬は、突然、甲府への転出を命じられた。無為に過ごさねばならない甲府勤めは、通称「山流し」と呼ばれ、幕臣に忌避されている。同僚の讒言による左遷だった。家族と共に甲府に下った数馬は、商いで繁栄する城下とは裏腹に、荒んだ武士たちの姿を目にする。事なかれ主義の上役や、乱暴狼籍を働く勤番衆たち。早速「新参いじめ」に遭った数馬を救ったのは...

感想・レビュー (0件)

まだレビューがありません