海と月の喫茶店

海と月の喫茶店

櫻 いいよ/わみず
小学館 (2018年6月6日発売)
ISBN:9784094065220
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作品紹介・あらすじ

温かな涙を誘う、思い出のおやつ 祖母の死を機に田舎から街に引っ越して、父親と弟との三人暮らしを始めた女子高生の香月。だが、転校先では友達ができず、母親代わりの家事もうまくこなせず、父親ともぎくしゃくして、居場所を見つけられないまま、寂しい気持ちを抱えて毎日を過ごしている。 ある日、隣の席にすわる男子生徒のノートを間違えて持ち帰った香月は、そこにいくつものデザートレシピが手書きされているのを...

感想・レビュー (1件)

立海がかっこよすぎる。香月と同じ悩みを持っているからこそ、香月に協力したのだと思った。立海が無鉄砲で頑固な性格な香月を受け止めていく様に尊敬した。それすらも受け止める包容力が凄まじい。 そして、香月自身も自分の弱みを理解していった。最初は自分の弱みを環境のせいにして、私自身もどかしかったけど、立海やおじいちゃんを通して自分を変えていこうと決心した。まじで感動的。そう考えると、立海の存在はかなり大きかったんだと思った。 香月と立海が仲睦まじくなっていく様も素敵だった。